平岡正明/田中元樹・二木信『平岡正明のDJ寄席』

 

2005年秋、法政大学で行われた
公開講座「平岡正明のDJ寄席 都市に響く音」
ジャズ、落語、新内、山口百恵、グラフィティ
革命、ゲロンパ、サウンド・デモ……
縦横無尽に拡がる驚愕のDJ=ディスクジョッキー
全5回14時間を完全収録!

平岡読むなら、まずこの一冊!
40年以上にわたり、ジャズ・歌謡曲・浪曲・芸能・映画・落語・文学・革命・犯罪など、あらやるジャンルを対象に
脱領域的な評論活動を展開してきた平岡正明の百冊を超える自著を発展的にリミックス。
本書では、時に難解な平岡節に脚注をつけて初心者にもわかりやすく解説しています。

『平岡正明のDJ寄席』
■著者 平岡正明 /田中元樹・二木信
■発行日
■発行 愛育社
■企画 佐藤正樹
■制作 ハタリブックス
■編集 浅利芙美(ハタリブックス)入江太郎
■装丁 戸塚泰雄(nu)
■絵 清田弘(FUTUREDAZE)
■体裁 四六判 288頁
■定価 1,800円(税別)

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■内容

前説

第一回 海抜ゼロメートル地帯の混交音楽
ルイ・アームストロング「ドゥ・ユー・ノウ・ホワット・イット・ミーンズ・トゥ・ミス・ニューオリンズ」/
ルイ・アームストロング&ベッシー・スミス「セントルイス・ブルース」/ホットファイヴ「ウエストエンド・ブルース」/ラフカディオ・ハーン「チータ」/
金原亭馬治「お菊の皿」〜「うま野毛寄席」のジャズ落語/マイク・モラスキー「戦後日本のジャズ文化」/
足立正生と富樫雅彦、一九六九年『略称・連続射殺魔』の夜/居残り佐平次と村岡伊平治/リー・ワイリー「マンハッタン」と三代目春風亭柳好

第二回 歌謡曲のランドスケープ
クレイジーケンバンド「タイガー&ドラゴン」〜ミルス・ブラザーズ「ツー・ミニッツ・タンゴ」?/鶴賀若狭掾「明烏夢泡雪」と桂文楽「明烏」/
一九六〇年六月十五日 ラジオ関東の国会前中継放送/曇り空に響く憂愁〜西田佐知子と美空ひばり/
ビリー・ホリデイ「アイ・カヴァー・ザ・ウォーター・フロント」/ロイ・エルドリッヂ「ザ・マン・アイ・ラブ」/嘉手苅林昌・大城美佐子「国頭大福」/
オーネット・コールマン「ロンリー・ウーマン」/山口百恵「横須賀ストーリー」「イミテーション・ゴールド」「曼珠沙華」

第三回 ヨコハマ、都市のノイズ
横浜野毛〜闇市の記憶/桜木町高架下 グラフィティとの出会い/チャーリー・エーハン「ワイルド・スタイル」/
平岡正明「ジャズ媒花に関するクソ・リアリズム的考察」/川端康成「浅草紅団」/グラフィティ観察者の視点/QP/KAZZROCK/NEIM/KRESS/
リーガルとイリーガル/ジェームス・ブラウン「セックス・マシーン」/横浜の夜霧を切り裂くエディ藩/平岡正明の横浜概念図/
2PACはトゥパク・アマルである/森詠と梁石日

第四回 ゲットー・ダンスと黒い愛
ファンカデリック「ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ」/サン・ラとハナ肇は似ている/ゲットー・ダンスと河内音頭/ジェス・モウリー「ウェイ・パスト・クール」/
ペリー・ヘンゼル「ハーダー・ゼイ・カム」/アート・ブレイキー&アフロ・ドラム・アンサンブル「イフェ・ラヨ」/ソニー・ロリンズ「フリーダム・スイート」/
ディジー・ガレスピー「アフター・アワーズ」/コールマン・ホーキンス「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」/平岡正明の金玉主義/
ナタリー・コール&キング・コール「アンフォゲッタブル」/デューク・エリントン楽団「ブラッド・カウント」「デイ・ドリーム」/チェット・ベイカー「エンジェル・アイズ」/
ビリー・ホリデイ「ボディ・アンド・ソウル」「ストレンジ・フルーツ」

第五回 路上の抵抗と音の快楽
古今亭志ん生「大津絵節 冬の空」/火事と喧嘩は江戸の華/アレン・ギンズバーグ「吠える」/古今亭志ん朝「堀の内」/
粗忽噺とビート・ジェネレーション〜越境のエネルギー/江戸からパレスチナへ 忘我無限の旅/渚ようこ「ここは静かな最前線」/三上寛「おど」/
サウンド・デモという路上のウネリ/足元から来るドゥエンテ/黒いリズムと祭りのリズム/そして世界革命へ

あとがき


■著者プロフィール
平岡正明
1941年、東京本郷生まれ。評論家。早稲田大学文学部露文科中退。六四年の『韃靼人宣言』でデビューして以来、ジャズ、歌謡曲、革命、政治、映画、
大道芸、文学、浪曲、落語、座頭市など、あらゆる領域を横断的に論じ、壮大な思想絵図を広げている。ホームグラウンドは横浜野毛。趣味は「世界革命」。
ベストセラーとなった『山口百恵は菩薩である』をはじめ、『ジャズ宣言』『チャーリー・パーカーの芸術』『大歌謡論』『大革命論』『野毛的』『浪曲的』など著作は百冊を超える。
本書収録の「平岡正明のDJ寄席 都市に響く音」が行われた2005年は、『大落語』『哲学的落語家!』『昭和ジャズ喫茶伝説』を続々と上梓。
翌年2006年は、4月『戦後事件ファイル』、6月『志ん生的、文楽的』、7月『日本ジャズ者伝説』をさらに発表。
8月末から9月初旬にかけて二日間にわたり「平岡正明のDJ寄席 第二回」(主催/法政大学エクステンション・カレッジ)が開かれ、
「芸能の真相/深層」というテーマで各回四時間超のディスクジョッキーを行い、噺家のごとき流暢な語り口と瞬時のアドリブ、
ときに身振り手振りに加えてダンスまで披露し、好評を博した。

#03 Guest; 田中元樹
1983年、横浜市港北区生まれ。和光大学在籍。現在『「日曜日」という都市空間』という論文を構想中。
2001年よりグラフィティ観察者を名乗り、東京、神奈川をはじめ、大阪、はたまたローマを彷徨。
いつか、赤田祐一氏の『「ポパイ」の時代』のような手法で、桜木町高架下という特異なトポス(場)について書いてみたい。

#05 Guest; 二木信
1981年生まれ。フリーター階級雑文屋。共著に『音の力 〈ストリート〉占拠編』(インパクト出版会)など。
音楽誌、カルチャー誌を中心に執筆活動を行い、「MASSAGE」で「俗情至上生活記」を連載。DJや、
インターネットラジオ「レヴォリューション・ポップ・ラジオ」でのディスクジョッキー活動も行う。


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